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セッチューフリー(SET YOU FREE )。 [ミュージック]

ついに、この日が来た。

やっと彼に会える。
そう、SET YOU FREE である。

3/8(水)大阪ベイサイドジェニーに彼が降臨した。
未知との遭遇である。

彼が登場するや否や口から唾が光輝き飛び散るっ。
まるで、サイババが手のひらから光る砂をだすように。

たたみかけるように、チンくんとアビちゃんに飛び蹴りを喰らわす。
まるで、ファミコンのイーアルカンフーの三角蹴りのように。

そして、彼は全力疾走で螺旋階段を駆け上がる。
そこから観客に向かって両手を広げて飛んだ。

『 アイ キャン フラ~イ ! ! 』

幕が上がった…。

ヒーロー見参である。

クールなアビちゃんの巧みなベース。
堅実なドラムさばきのムライくん。
マスコット的存在かつハイセンスなギターのチンくん。
そして、時をかけるミネティ。

このバラバラとも思える4人が融合して初めて銀杏BOYZとなる。

彼らの一挙手一投足は一瞬にしてオーディエンスを銀杏色に染める。

彼らのパフォーマンスが始まった。

青春時代
NO FUTURE NO CRY
日本発狂
SKOOL KILL
東京
BABY BABY

ミネティは夜空を飛び回るピーターパン。
もう誰も止められない。

チンくんは、フリーダム。
ギターの弦が切れ、ストラップが弾け飛ぶ。
そして、地面にGO TO HELL。
スピーカーにぶら下がりながらの逆さギター。
花粉症で鼻ちょうちん。

アビちゃんは、センター・オブ・ジ・GING-NANG。
どんな状況においても、揺るぎないベースライン。

ムライくんは、縁の下の力持ち。
一心不乱に叩き続けるエンドレスドラマー。

絶対にみんなの期待を裏切らない。
いや、それ以上に期待に応えてくれる銀杏BOYZ。

そして、全力で駆け抜けた彼らのライブが終わりを告げる。

彼らとボクが共有した時間はどんな高価な宝物よりも尊い、掛け替えのないものとなった。

彼らとボクが共にした空間は終わったが
ボクはまだ始まったばかり。

ボクは、銀杏BOYZという海原への一歩を踏み出したのである。

P.S. 2006/3/31 ベイサイドジェニーが閉館する…。 今までアリガトウ。


タグ:銀杏BOYZ
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