巻・き・寿・司 ドーン！！

今日は、節分。
鬼は外。福は内。
大阪では節分に、その年の恵方を向きながら
黙って巻き寿司をまるかぶりする習慣がある。

なぜなんだ…。
しゃべらない意味はあるのか！？
切って食べたらダメなのか！？
など大阪出身でないボクには、疑問が多々あるが、
大阪に住んでいる以上、巻き寿司を食べると言う習慣に巻かれた…。
長いものには巻かれろ～！！

そこで、彼女が朝早くから
せっせと巻き巻きし始めた。

巻き巻き巻き巻きマイク真木♪…

しばらくすると…
テーブルの上に　ドーーーーーーーーン！！！！！！！　と
巻き寿司が意気揚々と陳列されていた。
まさに「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造のドーン！！と同じくらいの迫力がある。
「ギミア・ぶれいく」が懐かしい…。

それはそうと、これだけ巻き寿司に主張されたのは生まれて初めてである。
合計１０本。（しかも太い。いや、ぶっとい…）
１本で満腹中枢がいっぱいいっぱいになること間違いない。
これが世に言う「巻き寿司十勇士」か…。
ていうか、ここは粋でいなせな寿司屋かっ！？

へい　らっしゃい！！

こんなにぶっとい巻き寿司…。
どうやってまるかぶりすれば良いんだろう。
アゴが外れないことを祈る。

ふと　プチポン君　♂　７歳　を見ると
そんな巻き寿司に羨望の眼差しを送っていた…。
さすが食いしん坊万歳。
彼なら一気に１０本まるかぶりするだろう。

ボクたちは、北北東を向いて、しばしの沈黙のあと…
まるかぶりを終えた。

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